★ ホントに北海道行くのかよ! おまけに長野も?! 2003夏 編 ★

本番!そしてフェリーだ、北国だ!


2003.7.31 この日のルート MyMapでルートをチェック!)


  1. 環八 - 首都高(羽田) - 高速常磐道(大洗) - 東日本フェリー 走行距離約200キロ

  2. おススメ度 / ほぼ高速道路移動のみなので、評価なし。


 7/31曇り空。出発前から連日天気予報を見ていも、降水確率は依然高め。雨に当たらないと良いなー、と思いつつ出発です。平日のため、環八はもちろん大混雑。荷物(バッグ2個ネットで後ろに括り付けられている)が結構重くバランスが悪いので、気を付けないと倒してしまいそうです(ヨタヨタ)。長距離の旅なんて今回初めてだし、知らない土地を(地元だけど)走る訳だし、緊張と興奮とで浮かれっぱなしで首都高へ乗り込みました。

 途中料金所のおじさんに「大荷物だね、里帰り?どこまで?」と聞かれ「札幌です!」と胸を張って解答。結構驚かれましたが、親切にしてもらいました。「大洗だね?危ないからね、気を付けてね」などと親切にお話してくれましたが、料金所のおじちゃん、渋滞ですが、後ろのトラック待ってますが・・・。

さて、トラックに挟まれ、大渋滞の首都高もなんとか抜けて、常磐道入り。「常磐道は結構飛ばすヒトいるから気を付けるんだよ」と言われていたのですが、平日のため社用車が多く、特に恐い思いはしませんでした。

しかし、暑い!暑いったらもうーーー。北海道に行くし、高速走るし、と思い、ジャケットを羽織って行ったのですが、サービスエリアで止まる度に、汗が出る出る、肌色の汗が(日焼け止めとファンデーション)。すっかりほぼノーメーク状態で大洗に到着。結局雨にも当たらず、良かったです。

 ところが、ロビーにてチェックインを済ませ、あまりにも時間が余りすぎている事が判明。あたりを見回して時間が潰せそうなところを探すと、そう!行った人なら誰もが知ってる、大洗展望台を発見!とりあえず梺まで行ってみると、同じように早く到着してしまった人々が他にもいたようで、みんな他にやる事ないし、とりあえず登っている様子。(決して安くはない展望料なのに、上手い事考えたなー、この展望台)

しばし何もない眺望を堪能して時間を潰し(妥当な感想)、大人しくフェリー乗り場のロビーに戻り、お約束の寝酒ビールを買っておきました。フェリー内では寝て過ごす以外、特に何もやる事がないと言われていたので、酒飲んで寝てしまう予定です。きっと浮かれていて眠れそうにないので、多めに買い込んでみました。

 その後、私の中で密かな第一関門(?)、心配していたタラップでバイクを倒す事もなく(みんないろいろ脅してくれたもんだから)、無事入船を終え、二等寝台でパリポリ柿の種頬張りながら(客室中香ばしい香りが)その日は大人しく就寝です。明日は北海道上陸です。おやすみなさい。

 向いの寝台には老夫婦が、車で北海道温泉旅行だそうです。いいですねー。おじさんが、私のバイクブーツを見て話し掛けてきました。そのおじさん、昔バイクに乗っていたようで、「昔のバイクはね、ブレーキとか油圧じゃなかったから大変よ」とか「昔一度バイクで北海道走った事があって、その頃は国道っていっても舗装されていないから、砂利道でね、60キロ出すのが精一杯、前に車走っていたら、砂ほこりで何も見えなくて」などとお話してくれました。おばさんは、また始まった、って顔してましたが、まあいいでしょう、旅だもの。みんな浮かれ気分で上陸です。

雨に打たれて、北竜ひまわりの里


2003.8.12 この日のルート MyMapでルートをチェック!)


  1. 実家(札幌市内) - 国道275号 - 北竜ひまわりの里 - 国道233号(留萌で折り返し) - 国道231号(限り無く海沿いの道!) - 実家 走行距離約350キロ

  2. おススメ度 / 季節限定、ひまわりの里は一見の価値あり!帰り海沿いのワインディング国道231号は格別!最高!★★★★★星5つ!


 この日はやや曇り空。でも、天気予報で雨が降るとは言ってなかったので、お出掛けする事に決定。なにせ、ひまわりの花が終わってしまう前に行かなくてはいけません!相手は期間限定なのです。

 市内を抜け国道275号を北上すると、だんだん視界が開けてきます。途中月形を越えたあたりで、右手に馬、左手に札沼線(汽車)が走る、というなんとも北海道らしい景色があり、爽快でした!私は思うのですが、北海道は目的地の景色だけがきれいというのでは無く、走っている道そのものがきれいだと思います。改めて言う事でもないのですが、バイクだと景色が、風が、匂いが、全てがすばらしい。それはやっぱりバイクだから、ゆくっりでも、トコトコ走っていても、ただそれだけで気持ち良い!それがバイク、と改めて感じるのでした。やっぱり北海道はバイク乗りの聖地だ!

 しかし、そんな感動も束の間、なにやら背後から忍び寄る黒い影が。ああ、やっぱり来たかー、雨です。雨竜の道の駅でひと休みしていた時でした。腰をおろしてぼんやりしていると、私が来た道の方から真っ黒い雲がずんずん北上し、あっと言う間にザーっ!と、あたり一面土砂降りに。北海道は空が広いので雨の境目が良く分かるのですが、中には雨雲に追っかけられ、逃げるように走って行くバイクもいて(さて、どっちが早い?)私は逃げ足に自信がないので、止むまで小1時間ばかり小休憩することに。しばらくすると雨も止み、雨雲もやや西よりに逸れた様子。私も先を急ぎましょう。しかし、始めは快調に走って行ったのですが、道を左に折れたところでまた前方に雨雲が。うーん、目的地はこっちの方角、しょうがない、また雨降り地帯に突入です。今度は閉鎖されたガソリンスタンドを見つけ再び雨宿りしました。文字どおり、雨竜にて雨に打たれる。いや、しかし念のためカッパ持ってきていて良かったー。

 そんなこんなで、やっと念願の北竜に到着しました。「北竜ひまわりの里」は丘になっていて、その丘一面ひまわりひまわり!圧巻です。(この年は冷夏で花の咲具合がまちまちで、ところどころパッチワークになっていました)しばらくひまわり畑を散策、わーいわーい。丘を眺めれば一面のひまわり、丘のふもとを眺めればずーっと向こうの山まで続く上空知平野、そして広ーい空空空。北海道は広ーーーい!最高!ちなみに、ここではひまわりの種入りひまわりソフトが食べれるらしく(私も後日知り、悔しいー)、すぐ近くの道の駅には温泉があり、地元の人も良く来ている様です。(北竜だけに門が竜になっている道の駅)

 さてさて今回のお出かけも、そろそろ日没の時間に迫って着ましたが、せっかくなので帰りは留萌から海沿いルートで帰ることにしました。留萌に入ると「ようこそ留萌、夕陽の街」とあります。なるほど、西の街留萌、西側の海沿いルート231を夕日眺めながら走るのもいいじゃないですか!時間もちょうど良い具合!この国道231号は海沿いの岸壁すれすれを走るのです。(冬は波を被って路面が凍るらしい)なので陽も暮れかかり、波の音も聞こえ、ホントに絶景!程よいワインディングで気持ち良かったー!バイクですれ違う皆さん、気持ち良い顔してましたよー。私この道はホントにお勧めです!宗谷など北を目指す方、この西側ルートで行ってみて下さい。(ただし寒いので、夕暮れ特に寒かった!)途中、増毛あたりで昆布を干していたり(国道沿いの歩道で堂々と!)海水浴客が横断したり(こんなに寒いのに!)そんなのを眺めつつ走っているウチに、私も心底冷えきってしまいましたー。(ホットドリンクを買おうにも置いてないし、夏だから)皆さん是非温かい格好で!

上陸!


2003.8.1 この日のルート MyMapでルートをチェック!)


  1. フェリー(東日本フェリー) - 苫小牧 - 国道36号 - 札幌の実家 走行距離約60キロ

  2. おススメ度 / 高速道路いらず?国道36号線とても走り易い道です★★★☆☆星3つ(ツーリングではありませんが)


 フェリー内のバイク置き場にはいろんなバイクがいっぱいで、もちろん速いビックスポーツバイクもいっぱい、熊出没注意のダートコース狙いのオフ車もあり、おじいちゃんライダーがビッグスクーターでツーリングっていうのもいれば、原チャリライダーも(寝袋くくり付けて)いましたし、親父さんから借りて来たのかい?年期の入ったカブのライダーも。チャリダーも結構いましたね。みんなとても頼もしく見えます、がんばれー少年!あと、女の子ライダーもいましたが、みんな男のヒトと一緒でした。うーん、北国女一人旅(演歌?)は私だけかー?ま、私は里帰りなんだけどさ。

 さて、フェリーの扉が開き下船開始です。船内は立ちこめる排気ガスでクラクラ(みんなそんな一斉に吹かさなくても、うう)。しかし心はわくわくどきどき。懐かしさ半分、不安半分で北海道に上陸です。

 フェリーを降りると、そこはすっかり北国、早速寒いのでした。しかも天気は曇り空、それが私の記念すべき北海道初日、ファーストランです。国道36号は札幌市から千歳(空港)や苫小牧を結ぶ主要道路です。実は、これと平行して高速道路もあるのですが、道が広いし、滅多に(盆暮れ正月GW以外)渋滞しないので、皆さんこの国道を使います。特にバイクだったら無理に高速道路を使う事もないかも知れません。(私のバイクは高速向きじゃないのでもちろん乗らない)急がなくても1時間くらいで札幌に到着です。(もっとも、流れが速いので。みんな平均時速80キロ位でバンバン飛ばす。)そのため、交通量は多く、トラック特に多いです。気を付けて。

 市内に入るとさすがに多少混んできます。札幌は市内の一部で路面電車が走っているところもあり、ちょっと渋滞。街全体は碁盤の目になっているので迷いませんが、油断していると、真ん中にどんと北大(でかい敷地の北海道大学)があるので微妙に道が逸れていたり(近年大学内の一般車の通り抜けが禁止になり(代わりにアンダーパスができた)、一通だったりするので要注意。でも基本的には大して迷いません。


そして実家にて・・・

 さて、無事に実家に着きましたが、ここでひとつ大問題があるのです!実は私、親にバイクの免許を取った事も、バイクに乗っている事も、今回バイクで帰ってくる事も言っていないのです!はっはっは(笑)。さてどんな顔をするか、とりあえずバイクを車庫に入れたいのでチャイムを鳴らしました。

私「ただいま」、母「(私の格好を見て)あんた、なにその格好?!」だーっと外に駆け出す両親。バイクを見て「????」良く意味が飲み込めない様子でした。後々聞いたら両親はこう思ったそうです。ヘルメット抱えて帰ってきた娘、もしやろくでもない男の後ろに乗っかって来たのではないかと。で、その男は外にいるのでは?しかし、出てみるとバイクだけ。んん?と。まさか夢にも私が(しかも一人で)バイクで来るとは思っていなかった様です。

 ま、何はともあれ良く来た!と、あまり「おとがめ」もなく、無事問題解決。(しかし、実は北海道滞在期間中バイク謹慎!などと言われ、それじゃー意味がねー!と大反発。結果ちまちまぼちぼち乗れるようになりました)

そんな私を見ておばあちゃんが一言「あらー、かっこいいねー。バイクぶっ飛ばして来たのー?」・・・おばあちゃん、暴走族じゃないんだから。私は安全運転です!(笑)

エメラルドブルーだ、積丹岬


2003.8.16 この日のルート MyMapでルートをチェック!)


  1. 実家(札幌市内) - 国道5号 - 国道229号 - 積丹岬 - 国道229号(神恵内まで海沿いの道) - 道々998号(トーマル峠) - 国道5号 - 実家 走行距離約200キロ

  2. おススメ度 / 積丹の眺め最高!トーマル峠はちょっと恐い。国道5号(小樽付近)はいつも渋滞で★★★★☆星4つ


 この日は快晴バイク日和です!今回は積丹半島をくるり廻ってみようと思い、いざ出発。まず最初に通るこの国道5号は小樽やその先の函館まで続く主要道路のため、北海道では珍しく混雑する道です。しかし、行きは比較的スムーズに小樽を抜け、もう海が見えてきましたー。今日はとても空が青い、暖かくて気持ち良いです。積丹半島に差し掛かり、緑の中を抜けて、積丹岬に到着。今回途中トラブルも無く、どこも立ち寄らずに来れたので、ここまであっさり着きました。(特に書く事もなく、すみません)結構早くて近いもんですねー。

 バイクを駐車場に停めて岬まで歩くとそこから見える景色にびっくり!なんてきれいな海の水なんだー!透き通ってます、エメラルドブルーです!うわー、こんな海、見た事ないぞー。なんでこんな色してるんだろう。ここは砂浜ではなく岩場のため、浅瀬はその海底の岩の加減で海の色が深いところは青かったり、浅いところは緑だったり見えるんですねー。(ちょっと沖には岩がにょきにょき生えていて)しかもこの岬、断崖を降りて行くと海水浴をしている人が!うわあー、こんなきれいなところで泳げるんだー!いいなー、まるで南国の様な景色です(海の色が)。ちなみにこの岬、ずーっと登って行くと灯台がある模様。私はせっかく来たので高台まで登ってみる事に。しかし、しばらくして少し後悔。今日はとても暖かい日、ジャケットは暑いしブーツで歩きにくいし、砂利道の結構こう配のきつい道でした。よっこら登り切ると(ぜーはー)そこには遮るものは何も無く、海と空、そして断崖の続く景色なのでした!すごーい・・・。バイクに乗っている人、皆さん結構「端っこ」が好きで、いろんな岬に行く人が多い様ですが、その気持ちすごく良く分かります!バイクでこういうところに来るのは、ホント格別ね!凄く到達感があるような感じがします。みんな行く理由はこれか!

 さて、しばらくこの絶景を満喫したところで、くるり半島を廻る為そろそろ出発。雷電国道と呼ばれるこの229号、この国道も海沿いギリギリ(途中、道が海に張り出している、海と崖を眺めて走れる)を走るのでホント気持ち良いです。しかもこの半島は沖に岩がにょきにょき生えていて(いわゆるローソク岩などと呼ばれるもの)PAからは目の前にローソク岩、振り返れば先ほどまでいた積丹岬の断崖、という眺めなのです。そして前方これから通るトーマル峠のほうを見ると、なにやら黒い雲が、ううう、また雨かなあ。

 トーマル峠は道内には珍しいロングワインディングロード、その割に交通量が少ないらしい。しかし私にとってこの道はあまり快適ではありませんでした。なぜなら、峠道の多くは、スリップ防止やスピード抑制のため、路面に加工をしていると事が多いのですが、この道もその一つです。この道はスリップ防止の細いみぞが縦にずーーと入っている道でした。こういう道、四輪は平気でしょうけど二輪は厳しいっすよね、特にコーナーでこれは勘弁してもらいたい。よたよたします。(こういう事するから事故るだよ道警さん!)タイヤがぶっといビックバイクだと平気なのかなー?でも、私のエストレアではきつい。さて気を取り直して、そんな道のためスピードも出さずトコトコ走って峠山頂付近のPAに到着。ここから積丹半島を一望です。路面のせいもあるのですが、結構断崖ギリギリの道だったりもするので恐かったです。でも、結局雨にも霧にも当たらず、無事峠を抜けました。帰りは案の定国道5号、余市・小樽間あたりで渋滞に当たりましたが、まあ良いでしょう。今日の景色はきれいだったから!


絶景!蝦夷富士羊蹄山


2003.8.19 この日のルート MyMapでルートをチェック!)


  1. 実家(札幌市内) - 国道230号 - 羊蹄山くるり一周 - 道々66号(ニセコパノラマライン) - 道々58号 - 国道5号 - 実家 走行距離約200キロ

  2. おススメ度 / 羊蹄山を囲む道はどれも絶景快適。道々66号はこれぞパノラマ!空を飛んでるみたいです。★★★★★星5つ


 本日も晴天なり。今回はくるり羊蹄山一周の旅です(どうやら私くるり系が好き)。羊蹄山は富士山と同じ仲間の独立峰で「蝦夷富士」とも呼ばれています。富士山好きの私としては、ここは行っておかなければなりません。

 国道230号をくだり、中山峠にて休憩。晴れた日ならここから羊蹄山を眺める事ができるはずなのですが、峠で雲がかかってしまい、まだその姿を拝む事は出来ず。まあ、まだ出だしだし、一路羊蹄山のふもとまで急ぎました。午前中は雲が多く、山の間を抜けて行ったせいもあり、なかなか姿を見せてくれない羊蹄山。方向としては前方に見えるはずなんだけどなー、と喜茂別町を抜けたところで、じゃーん!御対面!いきなり家の間からにょっきりと登場、あまりの堂々たる姿にびっくり!おおー、結構でかいぞ。そんな姿を眺めつつ、まずは京極の噴出公園へ。

 この公園には羊蹄の水がこんこんと湧き出ていて(みんなポリタンクに入れて運んで行く、地元のお店の人?)ひろーい池もありました。その池を覗くとお魚が!緑の中、水の流れる音、お魚が泳いでいて、うーん、癒されますねえー。しばらく池のあたりで小休憩兼ねて散策し、くるり一周へ向けて出発。ずーーーっと、羊蹄山を眺めながら走るこの道は爽快!あたりは一面じゃがいも畑で(ニセコはじゃがいもの名産地)のどかで静かでまっすぐで、そして側には羊蹄山、この道々97号&66号はなんて素敵な道なんだ。そんな素敵な道をしばらく行くと、ニセコパノラマラインです。

 この道、ずんずん登って行くと、どんどん視界が開けてゆき、コーナーの度に眼下を望む。そしていつしかニセコの街が一望できるのでした!視界を遮るものは何もなく、程よくワインディングした道がホントに空を飛んでる様に感じる道!この道は凄いぞ!ちなみにこの道、ニセコを越えて岩内まで続いていつのですが、今回私はくるり羊蹄山の旅につき、途中で道々58号に入り、倶知安まで戻る事に。途中、五色温泉横の展望台(イワオヌプリ登山口)にて休憩。ここはパノラマラインの脇に逸れた道だけれども、ここもまた素敵で、この景色は今までの景色とは全く違うものでした。

 このあたりは標高が高い為、木々が少なく、代わりに高山植物などの小さな草花がありました。そのため、まず鳥がいない。そして人もいないし、車も極めて少ない。そして空気は澄んでいるし、この日は風もないので、音がない!静寂なのです。・・・なんだか別世界に来ちゃったなー・・・。また、目の前のイワオヌプリからは硫黄を含んだ温水が流れていて、それがまっすぐその下の五色温泉に流れているのです。この、なんーにもないところの温泉、ものっすごく贅沢だなー(五色温泉は宿泊可、日帰り入浴可)。

 その先も道々58号を進んで行くと道幅が一気に狭くなり、道のすぐ脇には可愛らしい高山植物が咲き、聞こえるのは自分のバイクのトコトコというエンジン音と、すぐ脇を流れる細ーい小川のチョロチョロという水音だけ。まるで国立公園の中を走っている様。静寂がとても贅沢な道でした。程なくして下界に到着、羊蹄山と再び顔を合わせ、別れを惜しみつつ、札幌まで帰って行ったのでした。(帰りの国道5号は、やっぱり余市・小樽付近で渋滞ですが、そんなこと忘れるくらい「すんばらしい」ので良し。)

北海道も終盤に差し掛かり、控えめに夕張


2003.8.24 この日のルート MyMapでルートをチェック!)


  1. 実家(札幌市内) - 国道274号 - 国道452号 - 三段の滝(折り返し) - 道々38号(夕張をうろうろ) - 国道274号 - 実家 走行距離約200キロ

  2. おススメ度 / 天気さえ良ければ国道452号は気持ちが良いはず。あいにくの天気につき★★★☆☆星3つ


 この日は、あいにくの曇り空。私もそろそろ帰国(?)に時期が迫ってきた為、やむなくこんなコンディションでラストランを決行。この日出発時の予定では、富良野あたりまで行けたら良いなと思っていたのですが、だんだん天気が怪しくなって来たので、とりあえず行けるとこまで行ってみる事に。まずは夕張へ向かいました。

 国道274号を下って行くと途中長沼あたりで、まーっすぐな道になります。しばらく行くと小高い丘に道の駅があり、そのマオイの丘で休憩を取る事に。この丘にある展望台からはあたり一面、牧場やらとうもろこし畑やらが見渡せます。ああ、晴れていたらなー。北海道ではもう秋です。雲も低いし、この日は格別寒かった。まずは中に入って暖まってからの出発です。マオイの丘からは程なくすると夕張です。夕張は言わずと知れたメロンの地。他には昔石炭で栄えた街ですが、現在では映画のロケに使われたりして、とても味があります。(夕張国際映画祭もここで開かれる)しばしそんな街の中を散策したりしていましたが、その時点でまだ雨は降りそうになかったので、調子に乗ってもう少し足を延ばそうかなと、国道452 号を北上してみる事に。ところが、ここはやっぱり山道、侮ったー!雨が降ったり止んだりです。引き返そうかなーなどと悩んでいると、三段の滝が見えてきました(ちょうど良いところに)。雨宿りも兼ねて降りてみると、そこはゴウゴウと音をたてた物凄い迫力の滝だったのです!文字どおり滝が三段になっていて、上流の方は、まるでカナダのような(?)壮大なスケールの河でした。しかし、いよいよ雨脚が強くなって来たので風邪をひく前に引き返してきました。ま、今回は控えめで。天気が良かったら、良い所だったけど。いやー、寒かったー!

丘一面のひまわり。

丘のふもとは上空知平野。

そして、なぜかダチョウもいて(笑)

餌付けが出来る「北竜ひまわりの里」。

エメラルドブルーです!積丹半島!

灯台からの眺め。続く断崖、空と海。

降りて行くと、海水浴場。

トーマル峠。実はこの柵のすぐ先は断崖。

京極の噴出公園にて、魚が。

羊蹄山出現!御対面の図。

じゃがいも畑の中を走る。

のどか、そして真直ぐな道。

静寂のイワオヌプリ。

標高が高い分、普通の山とは景色が違う。

マオイの丘からの眺め。

お天気は生憎ですが、

とうもろこし畑と、まっすぐな道が続く。

上流は、まるでカナダのような(?)。

三段の滝。迫力です。

小樽からフェリーで、なんと新潟へ!


2003.8.27 この日のルート MyMapでルートをチェック!)


  1. 実家(札幌市内) - 国道5号 - 小樽 - フェリー(新日本海フェリー) 走行距離約40キロ

  2. おススメ度 / 国道5号の事は何度も書いているので、今回特になし。


 ホントにホントの北海道最終日、大晴天です。少し肌寒くなって来て、北海道はもう秋の匂いがします。そんなところがまた、物悲しさを誘う、ううう。

 今回は、来た時と違って小樽からフェリーに乗ります。東京へは新潟で降りて長野に行って、ビーナスラインを通り帰ってくる予定です。こんな機会がない限り滅多に長野へは行かないでしょう、と何となく思い立ったので、そういうルートでフェリーを予約してしまいました。さて、どんな旅になるでしょう?

 無事乗船も済み、甲板に出て出港を待つことに。今回のこの小樽・新潟間の船は昼の出港なので眺めがとてもきれいです。本当に今日は天気が良いなー。さらば、北海道、また来るからねー。ううう、感動です、ちょっと涙が出ました・・・。ホントにまた絶対来るからね・・・。

 しかーし、私はそうそう感動にも浸ってられないのです。そうです私は、明日の早朝には新潟に上陸なのです。うかうかしていると北朝鮮に拉致られるのです!(マンギョンボン号入船とか、そんな時期だった)しかも、早朝着なうえに長距離移動。うぬぬ、気が抜けません!今夜は明日に備えて地図の整理と、お酒も控えて早寝です。

さらば北海道、また来るからね。

海からの積丹半島の眺め。空も海も青い。

早朝の新潟、そして長野!


2003.8.28 この日のルート


  1. フェリー(新日本海フェリー) - 新潟 - 高速北陸道 - 糸魚川 - 国道148号 - 黒部ダム - YH白馬の里シェーンドルフ 走行距離約400キロ!

  2. おススメ度 / 長い!しかも雨。 星は・・・パスします。


 まず一言・・・眠い・・・。結局なんだか興奮してあまり寝られず、朝の4時に起こされて、こんな寝ぼけた状態で果たしてバイクに乗れるのかと、乗って良いものかと思いながら下船です。

 私はこんなに朝早くからバイクに乗るのは初めてで、なによりご飯を食べてコーヒーでも飲まない事には目が醒めません。今日の目的地は長野の白馬。そんな長距離の前にまずは腹ごしらえをしたいのです。とりあえず新潟の駅前に行ってみる事に、きっとファミレスくらいはあるでしょう。しかし、どこも電気が付いていない。営業しているらしき店はなく、人すら見かけない。困った、私は新潟市内の地図は用意していなかったので、あまりうろうろしていると迷います。これは高速に乗ってしまって、PAかどこかで食べた方が良さそうだと思い、眠気を振払って高速道路へ。そして早速PAへ。しかし止まってみると大誤算。早朝のためまだ開いていなかった、ううう(SAなら良かったのよね)。しょうがないので缶コーヒーを買って、カロリーメイトをかじっていました(持ってて良かったカロリーメイト)。まあ今日は出発も早かったし、急がずのんびり行きましょう。

 この高速北陸道は田んぼのど真ん中を延々と突き進んでいる道、道路に風よけも付いていないので、田んぼを吹き抜ける風をモロに受けてしまいます。所々のトンネルがほっとする。ああ、交通量の少ない時間で良かったー。糸魚川で降りて国道148号を行くと、結構道幅が細い割にクネクネしていてトラックも多く、ハイスピードな道でした。この調子で行くとYHに早く付いてしまうので、明日の予定を繰り上げて黒部ダムに行ってみる事にしました。

 ところで私、長野入りしてからまだチラリとも北アルプスが見ていません。おっかしーなーと思っていると、そう、雲が低くて山が隠れているんですね。またしても雨の予感です・・・。途中道の駅のおじさんに天気を聞いてみると、今日は曇りの予報だそうで、今週はずっとこんな調子だそうで。(先月は良い天気だったんだよー、って言われました)うぬぬ・・・。しばらく進んで行くと案の定、黒部ダムに向かう山の途中で小雨に当たりカッパの準備。ちょうどダムのケーブルカー乗り口に着いた時には土砂降りになってしまいました。すぐに止むかもと思っていたのですが、駐車場のおじさん曰く、山の天気だからねー、とのこと。まあ、諦めるしかない様です。濡れないよう荷物にカバーを掛けていざダムへ。

 とことこ登って行く間、頭の中はもう「プロジェクトX」です。中島みゆきが流れています。さて、そこは一体どんなプロジェクトXぶりを見せてくれるんだと期待を胸に降り立つと、下界よりも激しい雨脚・・・。立山連峰はおろか、万年雪も確認できない程。せっかく黒部ダムに来たのに、ああ、私は雨女?傘を持って来ていなかったので、あまり遠くまでうろうろ出来ず、黒部ダムの雄大さや「プロジェクトX」感を堪能できないまま、すごすごと退散です。駐車場まで降りて来て、しばし雨宿りするも、いっこうに雨止む気配がなし。駐車場のお兄ちゃんにもう一度天気を確認してみても、朝の時点ではやっぱり曇りだったそうで、そのお兄ちゃんも「僕もバイクで来ちゃいましたよー」と渋い顔してました。

 まあでも、いつまでもここに居てもしょうがない訳で、もしかすると止んでるかもよ、という期待を胸に、とにかく下界に降りてみる事に。まずは濡れたもん脱いで、暖まりたい。宿へ向かいます。しかし淡い期待も空しく、降りてもやっぱり雨。しかも今度は、YHがなかなか見つからず迷子・・・。ううう、どこだー!雨の中いろいろ迷って、人に聞いたりしてぐるぐるぐるぐる・・・。なんとか辿り着いた時には、もうぐっしょりでぐったり。あああ、長い1日でした。ううう。

 ここのYHはもうシーズンオフと言う事もあり、この時期あまり利用者は多くなく、とても和やかな雰囲気でした。ポーランド人の女の子がひとりトレッキングに来ていたり、パラグライダーを習いに来た人が泊まっていたりと様々。和やかな夕食を取る事が出来ました。私は服も荷物もぐっしょりで、相部屋のポーランドの女の子に断って、部屋一面荷物を広げて乾かしていました。・・・今回私、長野に完敗です。

雨の黒部ダム。

晴れていれば、向こうに立山連山が見える。

雨の黒部ダム。

晴れていれば、万年雪も見えたはず。

白馬から小諸へ


2003.8.29 この日のルート


  1. 白馬YH - 国道406号(鬼無里村街道) - 長野市 - 上越自動車道 - 小諸YH 走行距離約300キロ

  2. おススメ度 / とても素朴な景色が続く鬼無里村街道、これぞ長野と思う道。細いワインディング、注意しながら★★★★☆星4つ


 余談ですが、白馬YHのペアレンツのお父さんの方は、以前スズキでバイクの開発をしていたらしく、(多くは語らなかったのですが)ドイツのアウトバーンでテスト走行をしていた時、必死になってバイクにしがみつき最高速をマークしている横を、悠々と追い越して行くベンツが恨めしかったなあ、という話をしてくれました。いつ頃の話でしょう?「カタナ」かな「ハヤブサ」かな?今後カワサキも楽しみだね、と言っていました。なにはともあれ、お世話になりました。

 さて、昨日は散々な目にあった長野ですが、今日はどうでしょうか?予定では北アルプスと湖を眺めながらワサビ園へ行き、その後鬼無里の山を通り小諸へというルートです。早速国道148号を南下してワサビ園へ。本来なら北アルプス連峰を見ながら走るこの道、残念ながら今日も雲が掛かっていて北アルプスは見えずじまい。今回は天気に縁がないですねー。そんな148を南下して、途中まではよかったのですが、なんと私とした事が珍しく、道に迷ってしまいました。なんだか細い山道に入ってしまい、引き返せなくなると恐いので、ワサビ園は断念する事に。うーん、この時持っていった地図が見にくいんだよね(後に買い替えました)。そして、気を取り直してまた北上、元来た白馬あたりでスタンドに入り、ルートも確認すると今度はスタンドのお兄さん、「え、その道で行くの?」と言って来る始末。お兄さん曰く、南下して松本から小諸に向かった方が早いとのこと。今になって思えばそりゃそうだ、と思えることだけど、この時は持っていった地図が見にくいんだよねー(くどい様ですが、後に買い替えました)。でも結局、また来た道戻るのかよ!というのも嫌なので鬼無里から行く事にしました。スタンドのお兄さん曰く、その道は「これぞ長野!」という山道で、ステップをガリゴリさせたい人には人気の道だそうです。でも、道は狭いし、所々荒れているから気を付けてね、とのことでした。確かに、すごい山道らしい山道で、北海道とは全く違った感じです。おもしろい!途中鬼無里村を通るのですが、これがまた日本昔話みたいでなんとも言えない景色です。北海道は雄大で、ここ長野は昔ながらの素朴な感じです。さて、そんな峠を抜け長野市に着くと、今度は異常に暑いのです!あついー。私は、白馬にいて、長野の気温はこんなもんだ(やや涼しいくらい)と思っていたのですが、それは大間違い。長野市は暑いんですね!(ちょっと勉強不足でした)それに道も凄く混んでいた(思った以上に都会でした)。従って、下道で行くのを諦め、中途半端な距離ですが高速に乗る事に(これもスタンドのお兄さんのアドバイス)なるほど、やっぱり地元の人の意見は聞くもんですね。(何度も言いますが、後に地図を買い替えました)お陰でやっと北アルプスが見えました、高速道路のPAから。しかし、物凄く遠くに・・・。さて、その後はすんなり小諸に到着、と言いたい所ですが、実は、ちょっと寄り道をしまして。


番外編 おまけ立ち寄りルート


  1. <国道152号 - 県道62号 - 県道464号 - 美ヶ原>

  2. おススメ度 / お好きな方はお好き★★★★☆星4つ


 昨日の一件もあり、雨女の私が、明日はどうなるか?いけるウチに行っとけ!ということで、ちょっと登ってみました美ヶ原。でも、メインはあくまでも明日なので、今回裏から行ってみました。しかし、この裏と言うのがちょっと訳ありで、何がどう訳ありかと言いますと、県道62号はとても快適な道です。のどかで眺めも良い道です。そこから、美ヶ原を目指す464号に入る訳ですが、これが大問題。464号を使って美ヶ原へ行く道は、いわゆる「裏ルート」(表ルートはビーナスライン)。こう配がキツくて、私のエストレアにとってはかなりの強敵でした。その強敵振りたるは、まずコンディションが悪い。そりゃそうだ、裏ルートだもの、全面無料化になる前から無料の道だもの、あちこちアスファルトが禿げてたり、穴開いていたり、道幅は一定じゃないし、端っこ崩れていたり、ガードレールもないので、踏み外すと確実に落ちる。そして2つ目は、標高差です。私の考えが甘かった。この短距離でこの高さまで登ろうとするのだから、半端ない傾斜角とヘアピンカーブの連続で、私のエストレア馬力があああ、2足3足こまめなギアチェンジで、ガソリン普段の倍使って、ひいひい言いながら登り切りました。うう、恐かったよお、そして下りもあの道かあ、ふう。ステップ道にがりごり擦り付けながら降りてきました。しかしそんな中、エンジンも私も息切れ気味で登っている横を、音もなく颯爽と軽やかにBMWが追い越して行きまして、こんな坂こんな道、BMWってすっげーなーと感心しました。そんな訳で、このルート、お好きな方にはたまらないルートではないでしょうか?ちなみに、このような道なので車少ないです。おすすめ!

 そしてその後は文字どおり、すんなり小諸に到着。このYHはりんご畑の中にあって、標高も高く、涼しいし空気がきれい。ジャズが流れる小洒落たYHでした。

目指すはビーナスライン!そして東京!


2003.8.30 この日のルート


  1. 小諸YH - 国道142号 - ビーナスライン - 諏訪湖 - 中央自動車道 - 環八 - 自宅 走行距離約300キロ

  2. おススメ度 / これがビーナスラインか!走りやすくて眺めもきれい。ただ、私北海道帰りなのよねえ★★★★☆星4つ


 今日は雲がやや多め、でも雨は降らない様子、しかし場合によってはビーナスラインに霧が出るかも、とYHの人が言っていたので、朝ご飯を食べ少し早めの出発。しかも今日は土曜日、ライダーもドライバーも多いだろうなー。

 小諸からなので、本当なら昨日の「強敵ルート」を行った方が早いのだけれども、もうあの道は今日は勘弁!と言う訳で、別のルートから登る事に。少し遠回りになりますが、白樺湖から登ります。

 さすがに今回は表ルートのビーナスラインだけあって、道もきれいで広い!かつて有料道路だっただけあって、どこもすばらしくきれいで、途中道からの眺めも良いし(特にヘアピンカーブからの眺めは圧巻!)、標高の高い所まで登ってしまうと今度は丘陵が広がり、なんだかとってもメルヘンな感じがします。ビーナスラインに入ってしまうと随所に見どころがいっぱいある感じで、車で入るアミューズメントパークの様。道もワインディングが続いて(混んでいなければ)快適です。でも、なんかちょっと物足りない・・・。うーん、なんでだろう・・・って、そりゃそうだ、私北海道帰りなのよねー。申し訳ないのですが、ビーナスライン確かにきれいだけど、管理されている美しさ。人工的でこぢんまりしている印象が・・・。やっぱり雄大な大自然の中を駆け抜けた後だけに、こんな印象を持ってしまうんですね、申し訳ないです。でも、この道を全面無料にした田中靖夫はエライ!東京からも近いし、また来ます。

 物足りない、などと言いながらも、結構満喫してぐるぐる廻りました。えへへ。帰りは諏訪湖まで降りて中央高速道路へ。帰りの道は長く感じると言うけれど、行けども行けども縮まらない東京までの距離。うーん、徐々に東京に近付いてる感はあるのだけれど(だんだん暖かくなってくる)遠い・・・。そして、高井戸で降りてからが最強に遠い!何が嫌って、大渋滞な上にアスファルトが熱い・・・。そしてまず第一に時間帯が悪かった(夕方5時頃、一番混む頃)ああ東京、帰って来たんだね、この渋滞の環八でお出迎えです。

北海道初ツーリング、手始めに支笏湖


2003.8.6 この日のルート MyMapでルートをチェック!)


  1. 実家(札幌市内) - 国道453号 - 支笏湖 - 美笛峠(道の駅で折り返し) - 国道453号 - 実家 走行距離約100キロ

  2. おススメ度 / 市内を抜けると爽快。支笏湖周辺程よいワインディング、車も少なく★★★★☆星4つ(この季節、工事が多いのです)


 この日は快晴。ツーリング日和!さあ、どこに行こうかな、ということで、まずは手始めに支笏湖に決定。市内から近い上に、道が良い。ビギナー向きではないでしょうか?札幌では、車の免許を取ると、まずここに行くと言われていますので(?)

 バイクを走らせ市を南下、程なくして郊外へ近付くと、沿道に花壇が続いて行き、ちょっとしたフラワーロードになります。実はこういう道、道内にはが多々あり、特になになにフラワーロードなどと呼ばれている訳ではない、普通の道なのですが、きれいだなーと思います。なんだか感じが良いですよね。やっぱりこれは、車道も歩道も広い北海道ならではでしょか?(みなさんも北海道に行った際はちょっと気にしてみて下さい)そんな453号をしばらく行くと峠に突入。いつしか道の両側は木々に覆われ、森の中を走ります。気持ち良いです。緑の中を走り抜けてく真っ赤なエストレア(百恵?)です。と、程なくして木々の間から支笏湖が見えてくるようになりました。すると道は緑を抜け、今まで走っていた国道はいつしか湖畔ギリギリに!(この国道453号、湖の横すれすれを走る!)とても気持ち良いです!支笏湖の向こうに樽前山が見えて、空は広いし、湖面はキラキラして、耳を澄ませばさざ波が聞こえる程。こんな景色を眺めながら走れるなんて、うーーーん!ストレス吹っ飛びますね!(こんなに札幌から近いのに!)ちなみに、支笏湖畔の駐車場はバイクは無料。時間があれば是非降りてみてください。湖畔を散策出来るし、食べ物やさんもあるし、スワンボートもあります(別に乗らなくてもいいのですが)。

 しばらくスワンボートを満喫し(眺めただけだけど)そしてそのまま国道453号で湖の南側を走ると、今度はハイスピードで森の中を駆け抜けられる道です。ここは山林のど真ん中を切り開いて作ったような国道のため、緑のトンネルの中を走っているみたいです。こんな自然の中を思いきり走れるのがとても贅沢で、木漏れ日が、風が、うーーーん!気持ち良い!この道をそのまま突き進んで行くと、すっかり標高も上がり、美笛峠になります。この峠はあたりの山々を一望、一面緑と山です。晴れた日のPAからの眺めは絶景!紅葉の時期はきっとスゴイでしょう。ちなみにこの峠、どれだけの絶景かと言うと、橋を幾つか渡るのですが、アウト側を走っていると「ひいぃー!(高いー恐いー!)」と思わずビビる程の絶景です(?)私も走りながら凄くゾワゾワしてました。皆さんも是非ゾクゾクしてみて下さい。今回はその先の道の駅で折り返し、札幌まで帰って来ました。

あの緑の中を通り、湖すぐ横を走る。

バイクなめの支笏湖。向こう樽前山。

美しが原の眺め。風も強かった。

雲が多い、天気が良ければ南アルプスが見える。

白樺林にて、爽やか。木漏れ日がきれい。

美しが原の鐘。これぞ高原。