★ 行くぜ!今度はW650で!! 2006夏 編 ★

1日目、今年はW650で!


2006.7.27 この日のルート MyMapでルートをチェック!)


  1. 苫小牧(フェリー) - 国道235号(日勝峠) - 道々74号 - 国道237号 - 国道274号 - 国道38号 - サホロYH  走行距離約150キロ

  2. コチラからのアプローチの国道237号(日勝峠)は最高!北海道にキターーー!!


 さてさて、今年もまたやって参りました。北海道です!しかも今回は「W650」でやって来ました!!2年振りの北海道です!当初「バイクも大きくなったし、折角なので今回は陸路で・・・」などと思っていましたが、ルートを考えて、スケジュールを調整しているウチに(体力的にも厳しいし・笑)やっぱり北海道を満喫したい!ということで、いつものようにフェリーで上陸です。

 今回の旅のメインは前回の旅までに行けなかった「最北端」と「再東端」です。ので、午後、フェリーを降り、上陸してからまず、日高峠を越えるルートを取ることに。苫小牧を抜け、日勝峠を上ります。この峠、こちらからのアプローチでは、峠を上り切ってトンネルを抜けると、目の前に十勝平野が広がる!!おーー!広いーーー!峠を下り切ると、道はどこまでも真直ぐだし・・・北海道ですねー!俄然テンションが上がります! さて、今日のお宿は「サホロYH」です。ここは以前も使わせてもらいました。オーナーさんも、やんわり私のことを覚えているようで?(笑)。しかし、この日の宿泊客は私1人!まだシーズンに早いのか・・・と、思いきや、年々「旅人」は少なくなっている様です。特に、ライダーやチャリダーは少ないとのこと・・・寂しいですね。でもお陰でまずは初日、フェリーでの疲れ(船は賑やかだった・汗)をゆっくり取ることが出来ました。

3日目、行くぜ!再東端!!


2006.7.29 この日のルート MyMapでルートをチェック!)


  1. 厚岸 - 道々123号 - 道々142号(北大平洋シーサイドライン) - 道々35号 - 納沙布岬 - 道々35号 - 国道44号 - 国道243号 - 国道244号 - 野付温泉 - トドワラ - 国道335号 - 斜里(お宿) 走行距離約350キロ

  2. 念願の!再東端へ到達だ!!オッチャン達との旅も続く・・・。


 今日からしばしオッチャン達と一緒です。オッチャン達はみんな元気だ!歳はみんな還暦前後(!)。でもみんなでかいバイクで走ってます。イントルーダー1500のハヤシさん(フェリーでの人)、BMW1000のアキタさん、ハーレーのエザワさん。みんな千葉からの参戦です。今日は再東端を目指します。

 しかしこの日、折角の海沿いの快適ルート(北大平洋シーサイドライン)、霧の為何も見えず・・・前回走った時は、片方に海、もう片方には牧場や湿原、というキレイな景色だったのに・・・この時期、この地方は、午前中は海からの風が吹き、どうしてもこのような深い霧になってしまいます。しょうがない。寒いので、ひたすら東へ向かいました。

 すると!根室に着いたあたりから霧は晴れ始め、納沙布岬ではウソのような快晴に!!すごい!じゃーん、「再東端」に到達です!キレイだー!根室半島ぐるり一周走りました。半島は、建物などはほとんど無く、見渡す限りの広い土地、緩やかな丘陵に馬が居たり・・・最果ての土地に来たなー、と感じました。

 国道に戻り風蓮湖を越え、我々はオッチャンオススメの温泉に向かいました。「野付温泉」です。ココは知る人ぞ知る、と言った感じ。しかし、ココのお湯は凄い!温泉の主人が掘りあてたと言うお湯は、なんと2種類!ポカポカするナトリウム泉と、ツルツルになる(茶色の)アルカリ泉があるのです。(これで入浴料¥200!)何とお得な、そして何と理想的な温泉なのでしょう!素晴らしい!!お湯から上がり、まだ日も高かったので、折角なので「トドワラ」に寄り、そして今日のお宿(今日はオッチャン達の御推薦)羅臼の民宿に泊まりました。今日は結構な距離走っちゃいました(汗)。

2日目、白糠での再会?!


2006.7.28 この日のルート MyMapでルートをチェック!)


  1. サホロYH - 国道274号 - ナイタイ高原 - 国道241号(足寄) - 国道242号(ラワンブキ・折り返し) - 国道392号(白糠) - 国道38号 - 国道44号 - 厚岸YH  走行距離約300キロ

  2. フェリーで知り合ったオッチャンと運命の再会か!?(笑)。しばし、オッチャン達との旅が続く。


 今回の旅の目的は、前回までに行けなかった所を含め、細かく回ること・・・。なので、のんびりゆっくり、いろんなトコロを回る予定です。ので、この日はまず、私の”大好物”(笑)、「ナイタイ高原」へ!ココは前回も行きましたが、今日は天気も良いし、ココまで来たらやっぱり行くでしょう!ああ、ここはもう何も言うまい・・・写真を見て下さい!・・・って、写真じゃ語り尽くせないこの雄大さ!日本一広い牧場です。広すぎて牛がどこにいるか判りません(笑)。見渡す限りが牧場です!北海道サイコーー!!

 雄大さを満喫したところで、今度は、前回見のがした「ラワンブキ」を観に行くことに。足寄を抜け、国道242号から細い道へ入ります。(その途中に「アショロア」なる恐竜の発掘現場がある。しかし、そこまではダートが続くため諦める。)「ラワンブキ鑑賞圃場」に到着、しかし、どうやら今年は日照不足で発育不良のようで・・・小さいし、枯れている・・・ハズレだ(涙)。この先はダートの為、また来た道を戻り、本別を抜け、海沿いの白糠に向かいました。

 そこの道の駅(白糠恋問)で、なんと、フェリーが一緒だったオッチャンと再会!!(下船の時、たまたまお喋りしていたオッチャン。なんとなくバイクを覚えていたので、もしや?と思い探してみたら、居た!)そのオッチャンは北海道でお仲間と合流し、今は3人で走っている様子。そしてよくよく聞くと私と同じく東へ向かっている様子。しかも、今日の宿もどうしようかなぁ、とのこと。私は今日厚岸に宿を取っている、というと『じゃあオレ達も!』と、一気に大所帯!(笑)。前回もお世話になったこのお宿(YHなんだけど民宿・笑)お母さん、相変わらず元気で何より。そしてオッチャン達下品だし!(爆)。飲んで騒いで大盛り上り!楽しかったです!ここからしばし、オッチャン達との旅が続きます。

サホロの風景、その1

サホロの風景、その2

サホロの風景、その3


北海道に上陸してこの直線道路。

俄然テンションが上がる!

4日目、広い大地だ!開陽台!!


2006.7.30 この日のルート MyMapでルートをチェック!)


  1. 斜里 - 国道335号 - 国道244号 - 道々975号 - 開陽台(北19号) - 道々150号 - 裏摩周 - 神の子池 - 道々115号 - 国道391号 - 硫黄山 - 道々52号 - ライダーハウスぽんと(屈斜路湖) 走行距離約220キロ

  2. 今日は念願の「開陽台」だ!「神の子池」だー!ダーーッ!!


 今日はもうオッチャン達とお別れかなー?と思っていたら、着いて来た(笑)。今日は私の行きたい所スペシャルだー!まずは「開陽台」です!「北19号」に向けて南下します。しかし、今日は朝から雲行きが・・・(この時期この地方、午前中は仕方がない!)どうする、どうなる?開陽台・・・やっぱりガスってしまいました(涙)。でも、ここは凄い!なんだー、この広さはー!!本当に地平線が丸く見えそう!・・・それだけに、このガスが悔やまれます・・・(またリベンジ箱にしまう・笑)。

 さて、気を取り直して私、『養老牛温泉に行きたい』と主張。するとオッチャン達、『「から松の湯」に行こう!』と言い出す。えー!露天じゃないか、混浴じゃないか!ダメだダメだー!(笑)。ところがオッチャン達は『ネーちゃん、いいじゃないか』と引かない(泣)。ので、入る入らないは別として、とりあえずは”見に”行くことに。しかしダートをぐるぐると迷い(道が変わっていた)、辿り着くとそこには「仕切りオヤジ」が講釈を語り、ギャラリーが一杯・・・みんな、なんだかなー、と意気消沈して諦めました。良かった(笑)。

 さてさて、次は「神の子池」へ。の前に、ちょうど通りかかるので「裏摩周」へ寄ります。こちらのほうが人は少ない割に、きれいに見えるらしい。お陰さまで今回も、きれいにバッチリ「中の島」まで見えてしまいました・・・ますます婚期が遅れます(涙)。さて、「神の子池」。またしてもダートを抜けます(1人じゃ来なかったよー、オッチャン達と一緒で良かったよー)。この池は凄い!なんだーこの色はー!!天然の色とは思えない程のブルー。そして底からは滾々と水が湧いてるし・・・神秘的・・・この池は摩周湖と繋がっているそうです。すごいなー。ホントに「神の子」が居そうな池でした。

 この次は「硫黄山」。前に行きそびれたので、折角だし行ってみる。ここは一面真っ白!そして照り返しと(ココまで来ると快晴で)、地熱で熱い。でも振り返ると深い緑に囲まれ、ココだけ異質。不思議。恒例の「たまご」買って帰る(今日のおつまみ、明日の朝食・笑)。

 今日のお宿は「ライダーハウスぽんと」です。ここは有名みたいですね。1階がレストラン、2階がライダーハウスです。お風呂は近くの「コタン温泉」へ。このあたり(屈斜路湖畔)は硫黄泉が出るため、ココの温泉も硫黄成分でポカポカです(¥150で入れる)。少し離れた湖畔には露天もあり。ここの温泉のお湯を引いているそう(こちらは無料)。湖を見ながら入浴、ロケーションばっちり!しかし、いろんな所から丸見え(笑)。でもこちら、水着オッケーだそうです。夕食はぽんとのレストランで「鹿肉ステーキ」を喰らう。牛や羊とはまた違うクセがあるけど、スパイシーな味付けにしている為旨かったです。

5日目、快晴の網走!!


2006.7.31 この日のルート MyMapでルートをチェック!)


  1. ぽんと(屈斜路湖) - 国道243号(美幌峠) - 国道39号 - 女満別の丘 - 道々76号 - 能取岬 - 国道238号 - 能取原生林?? - 国道238号 - ワッカネイチャーセンター - サロマYH 走行距離約220キロ

  2. オッチャン達とのラストランは快晴!能取の景色は格別だ!!


 今日はオッチャン達とのラストラン!明日から私は北上に!オッチャン達はフェリーの出発に備えて千歳へ。ので、今日はお互いの間をとって(疲れも出てるし)サロマまで行きます!

 まずは「美幌峠」を抜けるのですが・・・またしても霧、それもこの上ない濃霧です!・・・何度も言いますが、この時期しょうがないのです(涙)。しかも、海からの湿った風を、全てこの山でせき止めている、と言っても過言じゃないです。・・・午後なら晴れるんだろうけどなー(涙)。ので、ここもまた私のリベンジ箱にしまい(笑)、何も見えないまま一気に下ると、下界はウソのように快晴で!(やっぱり!)折角なので「女満別の丘」へ行きました。なるほど、ここは美瑛にも負けないような景色が広がってました。

 網走まできて、ココで「大観山公園」なる所へ上ってみよう!と言うことに。ココは網走にある高台ですが、意外と知られていないのではないでしょうか?でもココ、凄く良いです!ココの展望台からの景色は絶景!この日は天気も良く、東は網走の街とオホーツク海を一望、そしてその先には知床連山が見える!また西には網走湖から能取から、そのまた奥(西側)には、やっぱり雲を被った美幌峠が見えます。ここはぐるっと360度パノラマで、こんな景色もまた格別!オススメですよ。

 そしてその後、「能取岬」へ。うわー、ここも凄いなー。こんな所に牛が馬が・・・こんな最果ての何もない青空の牧草地・・・ホントに今日は良い天気だ!その後、少し道を戻って能取の湖を跨いだ反対側、能取の原生林へ向かうであろう名も無き道へ迷い混むと(実際迷った・笑)、いやーーー、素敵!海と畑と青い空・・・この、名も無い丘が一番素敵!北海道はコレだから止められないんです(笑)。写真だけでは本当に語り尽くせないのですが、素晴らしいのです。贅沢な自然を堪能しました。

 今晩は「サロマYH」へ。サロマ湖畔にあるこのYHはきれいです。そして夕食はなんとホタテ尽くし!贅沢ですねー。この日、同室の女の子(この子も女子ソロライダー。しかも同じフェリーだった!)と『ここは星が綺麗そうねー』と話してて、その夜、近くの麦畑まで星を見に行ってみました(YHに懐中電灯を借りて、そこのオススメポイントまで。しかし、あまりに暗すぎて、少しビビってしまい、ロビーで暇そうにしていた男子をムリムリ誘う・笑)まわりに灯りが何も無く、もう少し空気が済んでいたら天の川までハッキリと見えたであろうこのポイント、でも、しばらく目を慣らしていると・・・見える見える流れ星!!わー、凄い!こんなにたくさん見えるんだ!ちょっと感動しました!

6日目、山の中のお宿


2006.8.1 この日のルート MyMapでルートをチェック!)


  1. サロマYH - 国道238号(三里浜) - 国道239号 - 国道40号 - 知恵文ひまわり - 国道275号 - 朱鞠内湖 - 国道275号(幌加内へ) - 道々48号 - とほ宿・ゆきのおと(和寒) 走行距離約300キロ

  2. 今日でオッチャン達とはお別れだ!一路北上!なのだけれども、折角なので一旦内陸へ。山の中のお宿は面白かった。


 今日でオッチャン達とはお別れです。ちょっと寂しくなるけど、やっぱり1人も良いモンです(泣くなオッチャン!笑)。北海道の前半、ひとりだったら結構ヘビーだったかも知れないけど、オッチャン達と一緒だったからとても楽しかったです。それに1人だったら行けてない所に行けたのが何より嬉しかったです。ありがとうございました。

 さて私は、今日は一旦内陸に向かいます。「名寄のひまわり」を見に行きます。興部まで海沿いを走り、そこから内陸へ。途中の道の駅で、「ぽんと」で同じ宿だったソロライダーに遭遇。その人は、そこで何やら人と待ち合わせていて、そこにその人がやって来て、わーわー(省略)・・・で、コレからどこ行くの?と聞かれ、知恵文のひまわりを見に行く、と言うと『俺も行く!』と言い出し(待ち合わせた人とは別行動。なんだかな)・・・まあ良いけど。走り出すと、ヤツは飛ばす飛ばす。あっちゅう間に名寄「知恵文」です(汗)。しかし・・・時期まだ早かった、ひまわり畑が青い・・・(涙)。ので、ヤツはもう早速出発の準備。先に行ってしまえー、と思っていたら、『ここ暑いからさ、朱鞠内湖まで行けば?』と。うーん、それもそうかも、折角だから見てみるかな、と思うと、『オレ近道で行くからさ』とのこと。また着いてゆく。しかしヤツは途中スタンドにも止まってくれず、お構い無しに車も追い越し、もう迷いようのない道にまで来るとパピューンとすっ飛んで行った。その先の、朱鞠内湖のP で待っているのかなと思いきや、いない。変なヤツでした。

 さて「朱鞠内湖」、ここは道中人もいなければ車もいない、賑わっている様子は少しも無い。何もない、木しかない、よくこんな所に湖を作ったなー、と思うような僻地(標高も高い)にある、日本最大の人工湖(ダム湖)なのです。湖は、自然の隆起を利用して作っているので、中の島などもあり、綺麗と言えば綺麗なのですが、場所が場所だけに、なんか無気味・・・気持ち悪いなー、と思って湖を後にしました。・・・後から宿で聞くと、そこは「出る」で有名だそうです(キャンプ場もあるのに!)。人柱がね・・・資料館もあるそうで・・・あはは(笑うしかない)。

 さて話を戻しましょう(笑)、湖を後にした私は、和寒(今日のお宿)に向かう為そのまま国道275号を南下し、幌加内を通ります。名寄のひまわりは見れませんでしたが、ここ幌加内の蕎麦の花は満開でした!白い小さい花が咲いている畑があたり一面に(もう少し遅かったら、もう収穫されていた。グッドタイミング!)。そんな幌加内を抜け、辿り着いた今日のお宿は「とほ宿・ゆきのおと」です。ここは、昨日サロマYHでムリムリ星を見に誘った男の子が教えてくれた宿です(笑)。ここは山の中にぽつんとある元小学校を宿に改装したところ。結構綺麗だし、黒板とかも残っていて面白いです。そして、ここは夜のお散歩ツアーがあって、参加してみると(この日は生憎曇り空のため星は見えませんでしたが)なんとホタルが!!知ってましたか?こちら(関東)のホタルは「源氏蛍」、北海道のホタルは「平家螢」なんです。その違いは・・・点滅の速度。源氏蛍はゆっくりホワーンと点滅するのですが、平家螢はチッカチッカとウィンカーのように点滅します(笑)。面白い。お宿で出された牛乳は、近所の牧場の絞りたてでとても旨い(甘い)し、面白い宿でした。

ナイタイ高原の上側。

ナイタイ高原の下側(デカ過ぎ!笑)。

駐車場にて、ベスポジゲット!

十勝平野をバックに。

ナイタイ高原の牧場ナメで。

この広さ!写真だけじゃ伝わりません!!

ラワンブキ、枯れてる・・・(涙)。

大きさの比較対象に私。

オッチャンと再会の白糠の「恋問海岸」。

ココまで来るとガスが・・・。

オッチャン達と。

「シーサイドライン」では終始この霧。

しかし納沙布岬は快晴!

来たぜ、再東端!!

納沙布で食べた「カニ丼」。

なるほど、こっち系ね(笑)。

再東端の、海と空。

青ーーーーーーーい。

風蓮湖。

海と繋がっていて湿原でデカい。

とど松林を海水が侵食、

そしてこんな不思議な湿原。トドワラ。

期待の開陽台!

・・・が、こんな感じ。

霧さえ晴れてくれれば・・・

地平線が丸く見えたハズ。

なのにコチラの裏摩周。

御丁寧に中の島までバッチリ(涙)。

照り返しと地熱が熱い硫黄山。

見て下さい、この色!

神秘的な神の子池。

振り向けば緑に囲まれている。

期待の美幌峠!

・・・が、こんな感じ。

なのに下界は快晴!

女満別の丘。

網走の大観山公園の展望台。

街と海と知床連山。

同じく大観山公園。

反対側の網走湖と能取湖と。

能取岬の牧場。

広大な牧草地と海と空と。

能取の、名もない畑の小道。

なんか、これが北海道です。

サロマ湖のワッカの反対側の端。

三里浜にて、右が湖、左が海。

紋別の道の駅にて。

イクラ丼¥1000!安い。

名寄の知恵文ひまわり。

まだ時期が早かった・・・。

”いわく”の朱鞠内湖。

なぜかこの写真にだけノイズが・・・(汗)。

7日目、一路北上!浜頓別!


2006.8.2 この日のルート MyMapでルートをチェック!)


  1. ゆきのおと(和寒) - 道々48号 - 国道275号(朱鞠内湖経由) - 国道40号 - 国道275号 - 道々12号 - 国道238号 - とほ宿・トシカの宿(浜頓別) 走行距離約300キロ

  2. 今日は移動日。特に観光もなく・・・途中雨にあたり・・・雨宿りしてお喋り(苦笑)。


 旅もいよいよ後半戦です。今日は北上(メインの「最北端」は明日)、移動日です。宿を出てから今日も結局また”いわく付き”の朱鞠内湖経由で(懲りない私・笑)北上、途中の音威子府で休憩です。ここもお蕎麦が有名。しかもココの蕎麦は、全粒そば粉を使う為「黒蕎麦」。コシがあって、”蕎麦”って味で、私は好きです。

 ひと休みしたところで、今日はそろそろ海が見たい・・・ので、国道を上って行くのではなく、手前の道々から海へ抜けます。こういう、何にもない、車の少ない道々を走るのも好きなんですよね、私(実際、すれ違うバイクなどいない)。そして海、久々のオホーツク海です。しかし、何やら雲行きが・・・それもそのはず、スタンドのおじさん曰く『宗谷の方面は雨だよ』とのこと。なーーー!・・・さて、どうしよう。今日のお宿は浜頓別に取っています。でも、宿の入る時間にはまだまだ早く、宿に行く前に「クッチャロ湖」でも巡ってから・・・なんて思っていましたが、雨か・・・。ので、途中、「ウスタベイ千畳岩」なる所に寄ると、北から下りて来たと思われる、ずぶ濡れのハーレーが。そのおじさんに『覚悟して行きなよ』などと言われ、北上を始めた途端雨!やむなく、国道沿いの「セイコーマート」に避難しました。すると同じく避難しているライダーやチャリダーが(笑)。この辺お店ないものね。まだまだ宿に入るまで時間があった私は、そのチャリダー君としばらくお喋り(結構良い子でした。イケメンだし・笑。面白い男子でした)。話題はやっぱり『今年、ライダー・チャリダー、少ないよねー』の話に・・・そう、若い人が少ないよ。するとそこにもうひとり、女子チャリダーも避難(私より小さいのに、凄い大きな荷物でチャリ。逞しいわー)。しばし3人でお喋りして雨が治まるのを待っていました(みんな続々避難してくる。避難所のようなセイコーマートでした)。しかし雨は一向に治まらず、そろそろ宿に入りたい私は、ずぶ濡れになって、お先に行かせてもらいました。

 さて、今日のお宿「トシカの宿」に到着。ココまで来ると女子率低いです(私だけ・笑)。その上、オヤジ度高く、しかもみんなバイク一人旅、計6名・・・濃い!みんな一癖も二癖もあり・・・でも、ホントは良いヒトでしたよ、酒飲んで話したりするとね(笑)。だからみんな、素直になれよー!(爆)

幌加内。

あたり一面、蕎麦の花が広がる。

また通っちゃった美深峠(汗)。

緑が深い、誰もいない。

音威子府そば。

黒い。堅い。ソバらしくて旨い。

ウスタイベ千畳岩。

ココから先が雨で・・・(涙)。

8日目、行くぜ!最北端!!


2006.8.3 この日のルート MyMapでルートをチェック!)


  1. トシカの宿(浜頓別) - 道々84号&710号 - 国道238号 - 宗谷岬 - 国道238号(途中道々889号) - 野寒布岬 - 道々106号 - (途中444号、豊富で引き返す) - 国道232号 - 羽幌YH 走行距離約250キロ

  2. 雨です・・・何も見えず・・・涙なみだのリベンジ箱行き決定!のオロロンライン・・・オロローン(涙)。


 今日も待ってたメインイベント、「最北端」&「オロロンライン」です!が、しかし残念なことに、天気は霧雨・・・。今までずっと天気良かったし、こんな日もあるよね、しょうがない!と言っても、やっぱり気持ちは重い。宿の皆さんも足取りは重い。カッパを着込み、私は”折角だし”と「クッチャロ湖」をくるり回るルートで出発。でも濃い霧のため、案の定何も見えず(リベンジ箱行き決定!)ので、諦めてひたすら北上。折角の海沿いルートなのに残念。さあ、もうすぐ最北端だ!”行って来た”人々と続々行き違う中、ついに到着!宗谷岬です!!やったーー!いやぁ、さすが最北端、何もないのに大盛況(笑)。写真取るのに列ができる程(笑)。案の定、昨日宿が一緒だった人達もいる(しかし、あくまでも別行動・笑)。で、ココまで来たらやっぱり「野寒布岬」も行くでしょう!途中、ちょっと「宗谷丘陵」に寄り(でもやっぱり眺めはイマイチ。リベンジ箱!)気を取り直して「野寒布岬」へ。岬に着くと、そこにもまたさっきと同じお宿の面子(しかしみんな、かたくなに別行動・笑)。しかしココまで来ると、やっと『折角なんで』とみんなで写真を取る(素直になれー!)。私は、天気も天気なんで、ここでウニでも喰って、ゆっくり行くさー(おじちゃんに気を利かせて別行動・笑)。

 さて、お腹も満たされたことだし、行くか!オロロンライン!!・・・しかし、想像はしていましたが、こちら日本海側は本気雨!何も見えないよーーー、オロローン(涙)。・・・サロベツの雄大さが感じられない(涙)、風車も見えない(涙)、海も荒れて来た(涙)、ダンプとすれ違う度に泥水を被る(涙)、悪あがきをして少し内陸に入ってみても雨(涙)。リベンジ箱行き決定!!(大泣)。

 もうこの日はグッタリで、何も見ずまま、あまり止まらず、宿に入ったのでした・・・ひーん(泣)。

やったー!最北端!宗谷岬。

でもバイクはドロドロ・・・。

霧の宗谷丘陵。

残念ながら海までは見えなかった。

野寒布岬。

観念してみんなで撮った(笑)。

雨のサロベツ原野。

広大さが、いまひとつ判りません。

まあ、ウニでも食べてさ。

雨だし、ゆっくり行きましょう。


って、この先もう写真がありません。

すいません(泣)。

9日目、雨の日本海側を南下


2004.8.4 この日のルート MyMapでルートをチェック!)


  1. 羽幌YH - 国道232号 - 国道231号 - 札幌(実家) 走行距離約230キロ

  2. 雨に降られて、ぐったりで・・・私、実家に帰らせて頂きます!(笑)。


 今日も・・・雨。でも、昨日程ではありません。それに、南の方は降っていないとか。期待を持って、今日は南下、目指すは実家です。

 当初、『名寄のリベンジだ、北竜のひまわりに寄って行こう!』などと思っていたのですが、「留萌」のあたりから雨も本降りに。これは、内陸に入っても無駄に終わるかなー?と思い(第一、そろそろ疲れはピーク)そのまま海沿いを南下です。しかし!その先の「増毛」を越える頃、バシバシとイタイ位の土砂降りに降られ・・・凹むー(涙)。もう、実家までノンストップです!(第一、止まれるような所もない!・涙)石狩まで抜けて、途中ガススタに寄ると『何これ?水?編め降ったの?』などと言われ、また凹む(笑)。このあたりは、もう何日も雨降っていないそうな・・・。快晴ですよ。しかも、札幌は猛暑、今年一番の暑さで・・・汗ダクダク、バイクはドロドロ、私はヘロヘロで実家に到着。なんだ、この天気のギャップは!ある意味、北海道の広さをひしひしと感じた日でありました(涙)。


※この日は雨でノンストップで走っていた為・・・写真ありません!すみません!

帰路・・・振り返って。


2004.8.6 この日のルート


  1. 実家(札幌市内) - 国道453号 - 支笏湖 - 国道276号 - 苫小牧 - フェリー - 大洗 - 常磐道&首都高 走行距離約250キロ

  2. 最終日は晴天に恵まれ何よりです。ああー、帰りたくないよー!


 実家でゆっくり(2日ほど)したお陰で、少し楽です。しかも、本日最終日、天気がよい!何よりです!なので、折角の苫小牧まで「支笏湖経由」で行きます。さすがこの日は日曜日だけあって、バイクが多い!ここ支笏湖は、札幌近郊のバイク乗りさん達みんな来るんでしょうね。まるで箱根の大観山状態です(笑)。


 今回の旅で北海道を走るのは3回目。ロングの旅にもだいぶ慣れて来た私は”折角の旅だし”という気持ちもあり、積極的にいろんなトコロを覗いてみたり、いろんなヒトと話してみたりしました。道の駅でもPでも宿でも。だって折角の旅だもの。いろんなヒトがいますよ。いろんなヒトがいろんなコトしてますよ。人生って”正解”なんてないなーと思いました。まあ今回、余裕が出たせいか悪い話も聞きましたが・・・(貸借詐欺にあったヒトとか、バイクにイタズラをして長居させるタチの悪い宿の話や、『ライダーハウスも中には悪いトコロあるから気を付けなねー』などなど)。それでも!はじめに一緒に走っていたオッチャン達や、『ライダーが少なくなった』と言う割には、女子のソロライダーはよく見ました。オッチャンの一人旅は多いし、少ないながらチャリダーもいた。還暦過ぎてるチャリダーだっていましたよ。女子チャリダーだっていたし、女子でチャリで日本一周している子だっていました。雨の原野を歩いている徒歩ダーもいたし、主婦のライダーもいたし、夫婦タンデムもいましたね。75才のおばあちゃん原チャリダーにだって会いましたし、5年越しで”スタンプラリー”を完成させようとしているライダーもいた。沖縄ナンバーのバイクの男子もいたし(北海道上陸まで、船を乗り継いで4日掛かるそうです)、ながーく北海道にいるヒトもいる。デリピザのバイクで走っている子もいるし、250にサイドカー付けて走っているヒトもいる。テンション上がり過ぎちゃって、上陸して1日で北海道半周しちゃったライダーもいれば、1日に100キロしか走らないライダーもいる。始めての北海道のヒトもいれば、30回目と言うヒトもいる。みんな、いろんな形でいろんな思いで北海道を走っているんだなー。いろんなヒトがいる、旅はいいなー。旅は良い。旅は良いよ!


※この日も写真ありません、すみません。