★ レッツゴー!四国!! 2011春 編 ★

1日目:まずは伊勢入り★


2011/04/29 この日のルート


  1. 東京 - 東名高速&伊勢湾岸道 - 道の駅・伊勢志摩  走行距離約500キロ


 さぁ、待ちに待ったGWですよ!皆さん、どこに行かれましたか!今年は、東日本大震災もあり、被災された方には心よりお見舞い申し上げます。そんなご時世なので、私も今年のGWは自粛を…とも思ったのですが、元気な私達が元気な土地で元気になって、経済回して行かなきゃー!と思い、ここは思い切って、かねてから行きたかった四国へ行くことにしました!とはいうものの、私、関西方面初上陸なのです!「けっ、品川ナンバーの女が、チャラ付いた走りしてんじゃないよぉ!」なんて煽られたりしないかしら?(しないでしょう)怖いよぉ。と、よくわからない妄想が大暴走しておりました。そこで、ふと思い出したことが…そう言えば、静岡のお友達ってば、伊勢志摩に行きたいって言っていたよねー、もう行ったのかしら?どれどれ、確認すると…ちょうどこのGWに行くつもりだったとな!なーにー?ご迷惑じゃなきゃ、私も一緒に行く行く!「もちオッケーよ」とお返事頂き、その勢いで四国入りをも企んだ私なのでした。

 友人とは伊勢志摩の道の駅集合。朝の5時に東京を出発したもんで、余裕で伊勢に到着かと思いきや、 自粛なんてどこ吹く風、。浜松辺りから高速道路は意外と混み混みで、うーーー、手が痛いよぉ。4時に待ち合わせの伊勢志摩に到着・・・くたくた。でも、ここは既に中部地方も越え、関西?おぉー、何だろう、心持ち景色が違う、全体的に明るい感じ。季節が半月程先に進んだみたい?なんだか、風も穏やかで暖かい。伊勢湾とか地形の影響もあるのだろうか?そして人も違う。気候と同様、やっぱり全体的に暖かい感じ?だってね、 この日の夕飯を食べに行った貝屋さんのおかぁちゃん、サービス満々で意外とリーズナブル。もー!お腹いっぱい、ありがとう!

3日目:あいにくの天気、熊野古道


2011/05/01 この日のルート


  1. 伊勢志摩 - R260 - R42 - 那智の滝 - 橋杭岩 - R42 - 南紀白浜 走行距離約300キロ


 この日は残念ながら雨予報。しょうがないよねー、こんな日もあるさ。今日は、紀伊半島をクルリと海岸線を走り、南紀白浜まで行きます。当初は私、旅に出ると、つい「北海道感覚」になってしまい、「この距離だったら楽勝じゃねー?」なんて思っていたら、友達は「いやいや、結構大変と思うよー」と言う。途中、熊野でどこか(古道とか)見たいけど、時間と雨次第だねー、と、臨機応変に行きましょう。

 途中、道の駅で「マンボウ」の串焼きを食べる。そう、あのマンボウです。プニプニしていて美味しかったですよ。するとここから雨が強くなる。うーん、やはり雨は避けられない。でも、折角だから「那智の滝」は見たいな、行こうよー、と友達を説得した。

 なんとか滝に通じる県道までくると、もう土砂降りで、寒い。滝までまだまだ山深く入って行き、少々不安、というか、ちょっぴり後悔…したけど、実際に滝を見てふっ飛んだ、さすが雨だけに凄い水量で、大迫力!わー、こりゃー確かに神様も居そう、などと根拠のなく思った。そして私、寒い中「黒飴ソフト」食べてみる。黒飴ってどんな味だ?なんか、リコリスみたいに不味い飴じゃなかったっけ?いや勘違いしてた、ふつうの黒糖味でした。糖分補給とパワー充填、ちょっと元気になった。

 この勢いで、残りのルートをゴー!さすがに時間も押して来たし、雨だし、ってことで本州最南端の「潮岬」は断念。悔しいです!…ココもまたいつか来たいな、リベンジ。と思いつつ、先を急ぐ。すると、なんとこの岬付近を境に、雨が上がってくる。風も暖かくなる。よかったー。ちょうど「橋杭岩」が見えてきたので小休憩。おー、この日初めてまともな観光が出来る(笑)。しかし、やっぱり北海道感覚はイカンねぇ、 既に夕暮れ(苦笑)。この日も夕食ナシなので、途中で調達してゆく。あえて地元っぽいスーパーに寄り、地元らしいものを探すが…んー、あまりなかった(笑)。ヘロヘロになって宿に到着。ちょうど日没を拝めた。今日はちょっと疲れたね。

2日目:お伊勢参りでパワー充填★


2011/04/30 この日のルート


  1. お伊勢参り(連泊)  走行距離約100キロ


 今日は「お伊勢参り」ほか、お参り三昧で パワー充填の予定です。お宿は連泊なのでラクチン。まずは外宮までバイクで行く。その途中、凄い混み具合を目撃。こりゃー、外宮にバイクを置いて、内宮まではバスに乗るか。お伊勢参りの順序は「外宮→内宮」が正しいらしい。外宮の境内に入ると、神様を祭っている建物は意外と質素な作り。20年毎に作り替えているのだそうです。そう言うところ、日本らしいですね。神殿は余計なものが一切なく、ミニマムでシンプル。逆に一層気が引き締まる。それだけに、細部まで気配りと手間が掛けられている、ある意味豪華だ。 例えば玉砂利。当たり前かもしれないが、境内の玉砂利は全てがほぼ同じ大きさ。そして、神殿内の玉砂利は「白」、境内の「灰色」の石とは種類が違うものが敷かれている。また、神殿も木だけで出来ているが、塗装はされていなく、まっさらな木。しかも相当大きい木だったと思われるが、この境内で育ったものを使うらしい。よく見ると、境内の木が大きい事大きい事。なんだかやっぱり「気」のお陰?木も、のびのびと、長ーく生きているのだと思った。

 内宮をお参りする。こちらも外宮と同様のつくり。ところで、神社って静かで厳かな印象ですが、さすがGWこの時期ばかりは例外、とあるネズミの王国と変わらない混雑振りで、外宮以上の盛り上がり。うー、凄いよー。ただ神殿を見たいだけなのに長蛇の列。季節外れの初詣みたいだ。ファストパスが欲しい。

 ちなみに、なんだか石が3つ置いてあるところを拝んだり、手をかざして「わー、パワーを感じる」など言っている人がいたが、私も友達もポカン。何か感じる?何も。パンフを見ても、この石に関しての記述はナシ。ってことで、外宮向かいの「観光案内所」に寄った際、オバちゃんに聞いてみると「あれはね、祭事はココから始めますよって目印なのよー。良く拝んでる人いるけど、関係ないのよ。ほら、つまづくと危ないもんだから、周りに囲い(しめ縄に紙垂でやっているもんだから、余計紛らわしい)付けてるだけ」と。要は「バミリ」なのだそうです。結構そういう「自己解釈」な箇所は外宮・内宮とも多々あるようで、他の人達とはズレたお参りをしている人を見かける。でも、パワーはありませんので、あしからず。

 この日は「神楽祭」をやっていたので、舞を見られたのだが、あまりの人で、お参りだけでも何時間かかるか分からなかったので、諦めた。内宮の正宮に並んでいるときに、遠くから「ピニャー」と雅楽器の音が聞こえて来たけど、しょうがない。でも代わりに、境内の入り口付近の建物内で「お茶会」をやっていて、無料でお抹茶を頂けた。お菓子には「伊勢餅」。昔ながらの素朴なお味、しかも紅白でおめでたい。こういうの、私好き。

 さて、そろそろ腹減ったぞー。内宮を出て「おかげ横町」でランチだ!実は、YHで同室になった方が相当の「お伊勢通」で、いろいろ教えて頂いた。なのでお昼は「すし久」で「てごね寿司」を頂く。なんか、もう、お店の雰囲気とか良いんです。川沿いで、京都みたい。おかげ横町は建物も趣があって、町並みも小さくて可愛らしい。良いです、凄く。ただ…人が多い…。なので、他にコロッケ屋さんとか、デザートとか、いろいろ教えて頂いたのでですが、まー、人がいっぱいで、どこに行くにも時間が掛かるので、ちょっと今回は辞退。また来たいです。

 そうこうしているうちに、別の友達からメールをもらう。「伊勢参りしたなら、猿田彦神社もおススメ」とのこと。さっそく行ってみる事に。ここは外宮と内宮の間にある。小さい神社なのだが、有名なのだそう。境内に芸能の神様をまつっていて、縁を司るとかで女性に人気らしい。縁と言えば、この神社の駐車場で、品川ナンバーを珍しがって、変なオッチャンに真珠のネックレス貰った(笑)。それも縁かしら?

 さて、マキで行きましょう、もう3時です。今日はお参りテンコ盛りです。次は、よい天気なので「伊勢志摩スカイライン」を走り「パールロード」を抜け、「石神様」をお参りする。石神様、知ってる?女の子のお願い事を一つだけ必ず叶えてくれる…まぁ、なんてステキな(笑)。元々は海女さんが石にお願いをしていたのが由来。私もー!一つだけかぁ、難しい…。よし、決めた。何をお願いしたかは、ナイショ(笑)。石神様お願いねー!本当はお守りも欲しかったのだけど、タイムアップ!着いたと時には閉店でした、とほほ。でも、もう一つ、お宿に戻る途中にある「伊雑宮」に寄る。ここは「お伊勢系列」の神社だが、もう時間も時間だったのと、ちょっと離れているお陰で、さっきまでの大賑わいとは一変、厳かな雰囲気。そう、これこれ、これが神社ってもんよね。夕暮れ前にお参り出来て良かった。ホントは「天岩戸」にも行きたかったけど、いい加減日が暮れて来たのと、お腹が空いて来たので(笑)戻る。夜は、同部屋の方達と、YH近所の居酒屋で最後の夜を惜しんだのでした(夕食の提供が無かったため)。その間、スペイン村の花火も拝めた。あー、楽しい一日だった!


この日は、走るのに必死で、写真はこれだけ(笑)。


お宿のYHで「お疲れちゃんビール」です。

伊勢志摩限定地ビール「神都(しんと)ビール」。

地元では有名、お土産にも最適。

さっぱりフルーティーで旨い。


でも、翌日は「お伊勢参り」本番なので、飲み過ぎないようにする。

4日目:いよいよ四国に上陸!


2011/05/02 この日のルート


  1. 南紀白浜 - R42 - 和歌山港(南海フェリー)- 徳島港 - 徳島YH 走行距離約100キロ


 この日でお友達とはお別れ、楽しかったよー、ありがとうねー、気を付けてねー。彼女は熊野方面に、私は和歌山からフェリーで四国入りなのだ!朝、軽く洗車?して、出発。今日は天気が良いよ、気分がいいね。

 和歌山県の海岸線は日当りが良いからか、見えるところほとんどが「ミカンの段畑」になっていた。なかなかの圧巻だ。走っているとミカンの香りがする。そして、これは私の全くの主観ですが、和歌山の女の子はカワイイ。なんだろう、関西弁なんだけど、ちょっと田舎っぽい感じの訛で、基本みんな親切なので、余計に可愛く見える。いいねー(オッサン目線)。そんなこんなで、あっという間に和歌山のフェリーターミナルに到着。バイクは事前に予約が出来ないのと、限られた乗船スペースは早い者勝ちとのことで急いで来たが「発券は乗船の1時間前です」と言われ、小1時間ほどロビーで待つことに。乗船前には、名古屋から高知の友達のところへ行くという、ハーレーのお兄さんと喋っていた。でも明日も雨だと聞いて、がっくし。乗船後、昨日の疲れが出たのか、爆睡。自分でもビックリだった(笑)。船は2時間で徳島港へ。あっという間に四国です!念願の四国上陸!ズン!おーーーーー!感動。私、四国に来たヨーーーーー。感無量。とうとう来ちゃった!今日は徳島のYHに宿泊。今日は距離が短くてラクチン。早めに宿入りして洗濯しよう。しかし、オーナー良く喋る。

5日目:龍馬に会いに、雨の高知。


2009/05/03 この日のルート


  1. 徳島YH - R55 - 室戸岬 - 桂浜 - 高知の民宿 走行距離約250キロ


 四国ってどんなとこかしら、楽しみだわ。念願の四国、何年越しかしら?だって、私が持って来た地図は「2004年版」だもの(笑)。

 雲行き、やっぱりちょっと怪しいなー。でも、今日は高知に行きます。まずは室戸岬を目指します。走っていると、お遍路さんをいっぱい見かける。すごい、本当に歩いてる(失礼)。いや、だって、こんなにいるとは思わなかった。なんだかんだと、車とか、電車とかで廻っているかと思ったもの。失礼しました。頑張って下さい。

 そうこうしているうちに四国の最南端に到着。室戸岬は岩がボコボコ、何だか不思議な光景。本当はもう少しスカイラインとか走りたかったけど、天気がねぇ。それに、お腹空いた。道の駅でご飯でも…と思ったら、激混み、60分待ち(!)しかも地元民ばかり。なんで?そんなに店ないの?うん、ないねー。ここでは道の駅は旅人のためではなく、地元民のためにあるのだ。しょうがないので、売店で天ぷら(揚げかまの事)を購入(まだ暖かい)、海を見ながら食べた。青のり入りで旨かった。

 で、高知に到着!…雨そして大渋滞。龍馬さまー!NHKマジックは今年も効いている様子で、桂浜はもう大変。交通規制が張られていて、車は無条件で遠くのPに誘導される、が、どうやらバイクは桂浜のPに入れるらしいぞ。というのは、雨のなか2ラップしているうちに看板に隅に小さく書いてあるのに気が付いた。というか、明らかに旅行者だって分かるでしょうよ、案内してくれて良いじゃん、警備員!

 そんなこんなで無事駐車、そして桂浜を歩き、龍馬様とご対面!っていうか、随分高いところに居ますねー。なぜ?(龍馬像もデカイが、台座もデカイ。横には「龍馬と同じ目線になれる展望台」があり、大行列)。そうこうしているうちに雨は本降りに。あまり龍馬を満喫できるコンディションではないが、とりあえず海を見ながら「ぜよ」とつぶやいて、桂浜を後にした。

 街を抜け、宿へ。ホントはYHに泊りたかったのだけれども満室で、ほかの良さげな民宿も満室で、必死で見つけた民宿へ。ところが…民宿とは名ばかりな、食堂の裏に無理に部屋をベニヤで仕切った造り。簡素と言うか、貧相。突っ込みどころは満載で、いちいち書いていたらキリがない。こんな部屋で「ドヤ顔」されてもねぇ。しかも帰り際にポイントカードも貰ったけど…ほかにもっとやることあるでしょうよ!高知スタンダード、恐るべし(苦笑)。

6日目:天気回復。四万十川を満喫♪


2011/05/04 この日のルート


  1. 民宿 - 横浪黒潮ライン - R56 - R381 - 宇和島YH 走行距離約250キロ


 朝には雨はあがっていた。そうそう、こっちは黄砂が凄いのね。東京ではあまり馴染みが無い。昨日走っていて、ぽつぽつ小雨が降り始めたとき、バイクやウエアーが見事な「虎柄」になってビックリした(笑)。さすが関西!タイガースな感じ?ま、そんな汚れも昨夜の雨のお陰で一晩で落ちたので、ピカピカに拭いておく。

 そしてとっとと宿を出る(笑)。まずは、昨日雨で堪能出来なかった海岸線を走ることに。凄い、綺麗!この横浪黒潮ラインは良いねー。ヤシの木とかあって、何となく南国チックなんだけど、海は深い瑠璃色で波は容赦なく打ち付ける、不思議な感じ。さて、足摺まで行っていたら時間が足りないので、そろそろ太平洋にバイバイして内陸へ、今日は四万十川を堪能します!

 国道を四万十方面へ入ると、交通量も減って快走!しかも天気はますます良くなってくる。川が見えてきた。わー、何とも言えない色だ。エメラルドグリーンと言うか、翡翠色だ。濁っている訳じゃない、でも、ブルーではなく「緑色」をしている。不思議だ。川も穏やかで、人や生活と距離が近い。沈下橋では子供が水遊びしてる。広くて深いところではカヌー、流れが穏やかなところでは釣り、などなど、同じ川なのに色々表情がある。みんなに親しまれていた。今日は四万十川ザンマイ、いっぱい寄り道、くるくる寄り道。気持ちがのびのびして良い。川を眺めながら芋ケンピ食べて、ぼんやりしたり。のんびりのんびり出来た。

 そんな中、道の駅では地元のオッチャンには「品川ナンバーやから、どんなヤツがや思ったら、オナゴかいな」と言われ。福岡から来たと言うライダーさんは「品川?福岡からバイクで行った事あるよ、ガンダム見に。0泊で」という武勇伝を聞いた。なかには、高知ナンバーのゼファー乗りに「ほぉー、品川からオナゴが一人で来ちょるき」と捨て台詞を吐かれた(笑)。顔覗き込んだら、目ぇ逸らすんだもん。土佐男、ちっちぇーなー(笑)。

 余談ですが、ちょっと高知弁にハマる。高知では、標語や看板が標準語じゃない。他の県では気にならなかったけど、高知ではとても目につく。「ちょとまて、この先学校あるがやき」とか、「この水飲まれん!」とか、「~やき」「~が」の語尾が面白い。

 この日の宿泊は宇和島のユース。残念な事に、ここも夕食の提供無し。なので、夕食はYHおススメの居酒屋へ。地元色満載の居酒屋を期待したが、なんてことはない、一人で食べるのは寂しくなるくらいの、大きな居酒屋だった。こんなだったら地元スナックとか行きたかったな(笑)。だって、宇和島の人は素敵。居酒屋へ向かうのにYHの裏山を降りてると、挨拶をしてくれる。こんな完全に「よそ者」丸出しの私にも、しかも小学生の男の子も「こんにちわー」って。すてきー!良い土地ではないか。

 夕食後、部屋に戻ると、なんだかんだみんな一人旅ばかり4名、みんな良い人達だった。みんな一人で外食してたのなら、一緒に食べたかったね、じゃこ天。

内宮脇を流れる五十鈴川。穏やかな清流で涼む。

頂いたお抹茶と、紅白の「伊勢餅」。

うー、マンボウ!

雨だけに、大迫力の那智の滝(奥のほうね)。

雨の桂浜。

無精して、こんなところから撮る(笑)。

7日目:四国カルストを目指す!


2011/05/05 この日のルート


  1. 宇和島YH - 遊子(段畑) - R56・R320・R197 - 四国カルスト - R33 - 北条YH

  2. 走行距離約300キロ


 宇和島、名残惜しい。リサーチ不足だったのが悔やまれる。カルストと四万十が取り入合えずメインだったから、ここがそんなにステキなところだとは知らなくて…知れば知る程奥が深い。ここもまた来たいわ、ゼヒ!今度は内子とか、海のリアスなところを見たいです。

 ちょこっと遊子に寄ってみる。朝だったせいもあり、いまいち盛り上がりに欠けるけど、可愛らしい場所だった。途中に、漁港と段畑がいっぱいあって、独特な景色。ガススタのお兄さんも親切で、宇和島の人は挨拶するよねって言ったら「ココは田舎やから」って。田舎でも、挨拶しないとこ多いよ、素敵よー。

 カルストへ向かう。途中の道が怖いのなんの。もー、油断するとコカして、そのまま畑へ転がりそうで(苦笑)、しかも電波も入らないから助けも呼べない。通りかかる車もあるのか?途中何度か行くか戻るか迷ったほど。ホントにこの道で…どうやら合っていたみたい、時々車もバイクも通る。じゃあ、しょうがない行くか(笑)。途中の景色も、また何とも言えない田舎風景が良い。段畑もあって小川も流れてて、すごくステキだったのだけど…油断したら倒しそうで(苦笑)、がっちりハンドル握って、目に焼き付けて来たけど、写真は撮ってないっす(汗)。なので気になる方は、ゼヒ自分の目で見て来て下さい(笑)。

 そしてカルストに来ると…ひー、怖い!私、最近気付いたのだけど、どうやら高所恐怖症らしいです。もう、こんな高いところギリギリを走ってたら、お尻がゾワワワ。余計に肩凝ってしまいました。四国カルスト…景色は素晴らしい、確かに別世界。でも、道は狭い、怖い。以上(そんな感想って・笑)。石鎚山とか小便小僧のあるところも、気にはなったけど、でもココまでの道を考えて、行くのは断念しました。

 途中、松山の手前でガソリンを入れに入ったお店で、どの道を抜けたら良いか、とか聞いていたら、対応してくれたお姉さんが「友近」そっくり。確か友近も愛媛だったはず…凄くいい人で、友近のネタみたいで面白かった(笑)。

 宿は北条。チケットをもらったので近くに温泉に向かい、カルストでの凝りをほぐす。この日は天気が良いので、海に沈む夕日を拝む。なんか、近所の人も夕日を眺めにわらわら港の方に来ているのが、のどかで良いなと思った。

8日目:しまなみ海道を渡る。


2011/05/06 この日のルート


  1. 北条YH - R196・しまなみ海道・山陽自動車道・備前 - 岡山ブルーライン - 牛窓(日本のエーゲ海) - R2 - 倉敷YH 走行距離約300キロ


 この日は「高速に乗るだけだし」などと、つい油断して出発も何もかものんびりしてしまった。なので、またちょっとマキ気味で走ります。倉敷まで行きますよ!倉敷で、今度は別の友人と合流なのです!

 今治まで来ると、見えてくるのは瀬戸内海。ここでまた景色が劇的に変わる。南国のように砂浜が白く、海が明るい。そしてその海の色は、四万十川で目にしたような翡翠色。やはりなんとも不思議景色だ。そんななか、本日のメイン「しまなみ海道」を渡る。やや曇り気味の天気と、少々の風が悔やまれる。それに橋の途中で停まって景色を眺めたり出来ないのが残念だ(高速なんだから当たり前なのだけど)。途中の島で降りてみたら良かったかな。うーん、やはりまた悔いが残る。ここもまた来たいな、今度はゆっくり。ちなみに、自転車で走るってのもアリかも。のんびり景色を眺めながらは羨ましい でも、アップダウンもあるし、全長70キロは結構キツいだろうか。

 島と島を橋でつなぐ、面白い景色。海の色はエメラルドグリーン。そのなかにも小さな島がぽつぽつ浮かぶ。のどか…。そう言えば、地元の人が「瀬戸内海を眺めてては、演歌なんて出来ひんわ」と言っていた。確かにそんな気がする。

 本当は尾道でのんびりしたかった。坂を上って、ぼんやり海を眺めたかった。でもお宿もないし、私の時間的(日数的)余裕もなく断念した。後に聞くと、ここも今年はNHKマジックで大変な事になっているので、寄らなくて正解だったよ、と言われた。うーん、ここもまたいつかだね。なので、そのまま高速で岡山まで!友達とはお宿で合流、しかも彼女は九州から四国通ってくるとかで、着くのは夜だそう。なので、倉敷探索は明日の午前、彼女と一緒に行こう。今日は「日本のエーゲ海」とやらを見に行こうかな。備前まで走った。

 岡山ブルーラインを走る。途中の海を渡るとき、また何とも言えない景色があった。なんかもうバスクリン…表現が悪かったかな?それ以外はずっと山の中を走る無料バイパスで快適だった。天気は、ここも生憎の曇り。しかも、もう夕方。オリーブ畑を見に行くも、オリーブ園はもう閉園。引き返して、海まで降りた。本当は、小豆島に行きたかったの。でも、お宿が貸切で泊れず。また日程も無理で…なので、せめて眺めよう。エーゲ海か「良くう言うわー」と突っ込みたかったのだけど、思った程悪くない(笑)。本当に、私が今まで目にして来た景色とは、全く違う。海の色も、砂の色も、木々の緑も、確かにエーゲ海チックだ。

 日暮れ前に宿に向かう。倉敷ユースは高台にあった。宿前にバイクを止めると、倉敷の街が一望出来る。ただ、バイクの前で宿のオーナーと話しているうちに、景色がすっかり夜景になってしまった(笑)。夜、友人が無事に到着。お疲れさま!長い事走ったね、無事で何より。そして久しぶり!北海道で知り合ったとき以来だ。彼女は、今回の震災のときに心配してメールを頂いた。私も、地震があってすぐに、何となく彼女を思い出していたもんだから不思議だ。そう言う訳で、今回、思い切って念願の四国に来ようと思い立ったのも彼女のおかげ、「会いに行くよー」といたのだ。でも、彼女には無理させちゃったかな?今日まで九州に行っていた。しかも聞くところに寄ると、結構な強行スケジュール。宿での話は尽きない。

9日目:最終日、倉敷を満喫して帰路へ。


2011/05/07 この日のルート


  1. 倉敷YH - 美観地区 - 山陰・中国・名神・東名自動車道 - 東京 走行距離約700キロ


 早いもんで、最終日です。夜中まで喋っちゃった。今日は一気に東京まで(約700キロ)帰らないと。でも、その前に「美観地区」を見て行きますよ。

 朝食をゆっくり頂いて、というのもオーナーさんのお喋りも尽きない。出発がのんびり(笑)。で、美観地区、めちゃくちゃ近いのに地図見間違って迷ってるし、私。そんなこんなでドタバタで到着、ボランティアガイドには間に合わず(汗)。でも良いや、二人で気ままに歩く。町並みが綺麗!岡山は、昨日のエーゲ海と良い、ココと良い、観光名所がちゃんとしてますな、良いですよ。プラプラして、きびだんご食べて、写真とって…と、なんだか慌ただしくしてしまってスマン。お昼頃には高速へ。途中の滋賀まで友人と一緒に走れて良かった、お陰でジャンクションも迷わず、長い距離の苦労も半減でした、ありがとうね。それに、SAからの琵琶湖、綺麗だった!感動でした。

 名残惜しいですが、友人とここでお別れ、久々に会えて嬉しかった。楽しかったよ、ありがとう。これから先、一人東京を目指します!残り400キロ、頑張るぞー。幸運にも、この日は既に渋滞も落ち着き、大した渋滞にも会わず伊勢湾岸に入り、順調に東名まで来ました。ここまで来ると、距離と時間が読めてくる。むむ、東京近し!しかし、焼津を過ぎた頃に日は暮れ、山道はもう夜。寒さと眠気で限界に!足柄で、息が白いし、手がかじかむ。夜の10時、連休だけあってバイクもまだ何台かあるけど、みんな寒そう。なので私は温泉に浸かる事に。あと1時間足らずの距離だけど、そこ油断すると危ない。ここ足柄は上りも下りも温泉がある。ただし、営業時間が上りは朝までやっているのだ!素晴らしい。まるでトラック野郎のようだ、私。震えながら温泉へ。そんなに広くないけど、綺麗で申し分ないよ。お湯は「炭酸泉」シュワシュワしている。疲れが取れるとか、もってこいだね。で、あがってしばらく仮眠を取る。元気満タン!一気に東京だ。家に着いたのは夜中の1時。無事に着いたとさ。

 総走行距離2800キロ。頑張って走ったウチのWさんを褒めてあげたい。後日、ねぎらいのオイル交換&洗車&ワックスをしてあげた。また思い出がひとつ増えたね。只今、47000キロです。

YHの裏の浜辺。

津波が来ないことを祈る。

和歌山港より。

あのフェリーに乗るのです。

室戸岬の眺め。

岩がボコボコしている。

龍馬先生!なぜそんな高いところに居られるんですか?

高さ的には、ガンダムに引けを取らない(笑)。


この右側に写っている工事中チックなモノが「龍馬と同じ目線になれる展望台」。こんなものを作るんだったら、もう少し低くしても…と思うのは素人考えなのだろうか?


ちなみに、室戸岬には同じくらい巨大な中岡慎太郎先生が立っていて、この二人は見つめ合っているのだとか?


今日はいいお天気。

横浪黒潮ラインの眺め。

ワインディングとアップダウンが楽しかった。

そろそろ沿岸線ともお別れして、内陸へ。

沈下橋より四万十川を眺める。

水が翡翠色。

沈下橋より、鉄橋と四万十川を眺める。

とても穏やかな風景。

朝、お宿の裏から宇和島を一望。

ちっちゃくて見えないけど、正面の小山に宇和島城。

ああ悔しい、写真だと伝わらない。

凄く高いの、怖かったの。カルストのPよりの眺め。

ちょっとガスってますが、しまなみ海道。

途中の景色を撮りたかった…。

日本のエーゲ海「牛窓」の眺め。

ホントは小豆島まで行きたかった…。

おかげ横町、建物が可愛らしい。

でも凄い人ごみで、ちょっぴりげんなり。

伊勢志摩スカイラインからの眺め。

天気が良く、遠くの島々まで見渡せる。

雨上がりの橋杭岩。不思議な景色。

ぎりぎり日没に間に合った。


続・恐るべし高知スタンダード


 後に出てくる四万十川沿いを走っていた時の事。道幅が細く、所々すれ違いもままならない道路。私の前には車2台、先頭は高知ナンバー、その後ろに愛媛ナンバー、そして私だった。対向車が数台やってきたのが見えた、コチラ側にエスケープゾーンがあったので、停まると思いきや、先頭の高知ナンバーはエスケープゾーンをスルー、クラクションを鳴らしながら突き進む。オイオイと思っていると、案の定、対向車と睨み合いに。これはバックしないとだなー、と思ったので、私、ひょいと横にズレる。何だったらバイクだし、行けそうだったら抜けてくけど?と思って前に出ようとすると、高知ナンバーにブロックされる。ほほう、行き違えるのか?お手並み拝見。すると高知ナンバー、対向車に強めの指示を出す「ミラー倒して」「もっとハンドル切って」「こっちはもういっぱいやき、アンタがもっとそっち行って」と言うが…。そうこうしているうちに、コチラ車線の高知ナンバーの後ろに着いていた愛媛ナンバーが見かねてバックをしてエスケープゾーンでスタンバイ。こっちに来いよ、とのクラクションにもガンシカトの高知ナンバー、対向車線に車列がどんどん延びてゆくのもお構いなしの様子。きっとその車にはバック機能が付いていないんだな。もしくは、運転手には「ゆずりあい」という機能が付いていないんだな。どちらも整備不良かと。恐るべし高知ナンバー。恐るべし、高知スタンダード!

四万十川、

岩がゴツゴツして、流れが急なところもあれば…

こんな穏やかな流れのところもある。

表情豊かな四万十川。

カルスト公園線にて。

牛と石灰岩とバイク。愛するあなたのため…的な。

カルスト公園線の姫鶴平より。

引きで分かりにくいが、これぞカルストという眺め。

道の途中で。

四万十川ではないが、四国らしいなぁと思った。

北条の日没。

とてもキレイ。地元の人がワラワラ見に来ている。

ちょっと逆光でスミマセン。

お宿は、お庭を眺めながら、ゆったり朝食でした。

お宿から倉敷の街を一望。

最終日、天気が良い。

午前中は美観地区を散策。

すごくキレイに整備されていて、とても素敵。

お店もいっぱいあって、

もっとゆっくりして行きたかった。

途中の高速のPより。海?いいえ。

琵琶湖、デカイ!初めて見た。感動。

おまけ。倉敷のコンビニで買った「肉うどん」。

スープは関西風。ウマい。